氷ノ山山系トレイル(1)

 今年は、ハチ北高原温泉街スタートでなくてわかさ高原スタート。しかも去年までのルートの逆走だ。スタートからいきなり氷ノ山スキー場ゲレンデを登る。逆走コースで最後の20キロが尾根づたいのフラットな林道になったことで、「こりゃ去年よりは楽かな」なんて思っていたが、見事に予想が外れた。去年よりも、格段にハードだった。
 スタートは、6時。ゲレンデに薄明かりが広がり出した頃。待ち時間はとても寒かったが、スタートするとすぐに気にならなくなるくらい登り続ける。俺は、先頭から8番目。近くにチームメイトのK賀ちゃんもいる。ゲレンデを登り切ったところで振り返ると、500数十名の隊列だ。そこからしばらく舗道を走ってトレイルへ。まずは氷ノ山山頂を目指す。結構な登坂だ。朝からいきなりこの登坂は苦しい。尾根に出て、アップダウンを繰り返しながら進むと、岩場の下り!もう、目も体も付いて行かない…。若手選手にどんどん先に行ってもらって、俺はマイペース。ここを抜けたときで14、5番くらい。氷ノ山山頂をゲットして、次の鉢伏山ピークを目指す。下りでパラパラと若手選手に抜かれて、トレイル区間を抜けたときで20番くらい。この先が第1関門。さっき抜かされた若手が3〜4人いた。ここからは林道&舗道で下り切ってまた登り返すようなコース。ここまでに3〜4人を抜き返して、長い林道の登り。もう嫌になるくらい登り続ける(体が動かなく苦しい)。何とか耐えて、次のトレイル区間へ。ここで恐ろしいことが待っていた!