氷ノ山トレイル(2)

 最初のエイドを出発して、再びトレイルへ。約7キロの区間。降っていた小雨も上がったが、標高が高いせいで、かなり寒い。高丸山、赤倉山と2つのピークを越えながら走る。コースは難しくないが、ところどころで階段区間があり、走る・歩くをうまく切り替えないとスピードが落ちる。前を走る選手もアグレッシブにちょっとした平地でも走る。で、赤倉山から下ってくる道で、またバタバタと抜かされる。下りで抜かされて登りで追い抜く、このパターンは最後まで続いた。考えるに…、ピッチ(歩幅)は、トレイル<マラソン<ロード<トラックの順に大きくなる。普段のロードやマラソンの練習では、トレランでは歩幅が大きくでロスが多い上に、滑りやすいようだ。周りの選手を見てもみんな、すり足で走っている。だから、登りでは俺のようなロートルランナーでさえ、「登り、むちゃ強いじゃないですか!」と絶賛?された(笑)。で、第1関門を抜けてからは、ロード+林道区間の19キロ。ロードは、きつい下りでかなり足に来るし、林道もまた下りで、かつ瓦礫道。こぶしよりちょっと小さ目の瓦礫がゴツゴツ。でも、この区間はラン出身は有利。ロストコースして抜かれた分、10人くらいは抜き返した。ただ、自分が何位を走っているのかが分からない。次のエイド、31キロ地点からトレイルへ。この区間のトレイルも登り基調で前の選手を何人か抜いた。第2関門を過ぎて6キロのロードへ。ここも登り。しかも長い。しんぼうして走り続ける(トレラン選手は、けっこう歩いている)と前に、昨年度2位のT辺選手が歩いていた。抜きざまに「ここまで走って登って来たんですか?」「だよ」「コツを教えてくださいよ〜」なんて会話。(彼に追いついてんだから、リカバリー出来たのか?)登り切ったところのエイドで順位を確認したら、14位と言われた。